2005年08月14日

消えていく昭和

報徳二宮神社を後にして、もう少し昭和の名残を探して見ることにした。
意外なほど相模大野駅に近い場所で見つけたのが、このアパートの廃墟。
ツタがものすごい勢いで絡まっている。
かつては生活があった部屋も固く雨戸を閉じたまま、ツタが絡まるに任せている。
これもまた昭和の建物であることは間違いない。

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アパートの前にカブが止まっていた。
ホンダのカブ・・・。
昭和時代につくられて今も生き残る傑作バイクだ。
バイクに興味が無い人もこのバイクを知らない人はいないだろう。
期せずして、消えていく昭和の建物と、今も第一線を走り続ける
昭和の傑作バイクの対比写真を撮る事ができた・・・・。

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こういうコンクリート塀も平成になってから見ることがなくなった。
昭和時代の風景を思い起こすのに、もしかしたら重要なアイテムなのかもしれない。

hei0001.jpg 

どのくらい前からだろうか?
廃墟の写真が静かなブームになっている。
廃墟となってしまった建物や、朽ち果てていく乗り物なんかを写した写真が
人気を呼んでいる。
写真の被写体として選ばれている建物の多くは昭和時代に建てられ、
活気溢れる昭和の人々の生活を支えてきた建物たちだ・・・・。
その建物たちが今やその役割を終え、誰にも省みられることも無く
静かに朽ちていくさまに、ある種の美学を感じている人々が意外なほど
多いことを知っているだろうか?

この相模大野近辺にも消えていこうとしている昭和の建物たちを
見つけることができる・・・。

相模大野駅から少し足を伸ばして文京という地区をブラブラしてみた。
文京地区は相模女子大の周辺の地域だ。
廃墟になった団地を見つけた。

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ここはどうやら大きな企業の社宅として建てられた団地だったようだ。
まだ使われなくなってからそれほど時間は経っていないはずだ。
まだ、人々の生活の名残が、あちことに残っている。

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夏の青空の下、本来なら子供達や、その母親達の行きかっていた生活道路には
人影は無い。
不思議な感覚を覚える。
もしかしたら、自分はここで生活していた事があるのじゃないか?
昭和の建物は何故か懐かしい。
初めて訪れたのに初めて見た感じがしない。
大量生産大量消費で同じような建物が多く作られたのだから、当たり前だよって
思うかも知れない。
確かにそれもあるだろう。
でも決してそれだけではない不思議な感覚。
この場所に子供時代のかつての自分を見つけられる気がするのだ・・・。

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夏の日に見つけた、この人影の無い団地は近いうちに再開発され、
全てが跡形も無く取り壊されるだろう・・・。
かつてここにあった昭和の暮らしを、再開発後の建物からは想像することは
できなくなることだろう・・・。
こうして、世代は交代していく。

ちょっぴり寂しい感はあるが・・・。









posted by おいら(妄想の貴公子) at 13:04| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 街の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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