相模大野に相模原演劇鑑賞会というユニークな団体の事務局があることを
聞きつけて、取材させてもらうことになったものの、今まで演劇について
あまり考えたことがなく、知識があやふやのままで当日を迎えた。
映画やテレビドラマは比較的良く観ているおいらだが、
演劇ってあんまり馴染みが無いんで、あわてて演劇について持っている
自分なりのイメージをおさらいしてみた。

(↑写真は過去に公演された作品のポスター)
おいらの少ない知識の中での演劇のイメージとしては・・・
単純に考えると"CDに録音された音楽とライブ演奏の違い"みたいなもんだろうか?
前者が映画だとすれば、後者が演劇みたいな・・・。
映画が既に記録された不変の映像なのに対して、演劇は一回一回の公演を
生身の俳優が演じるわけで、そのときの体調やメンタル面、観客のノリ、
舞台の状態など全く同じということがない、一期一会のものなのだ。
また上演期間中にも演技や台本の微調整が行われる場合もあり、初日と千秋楽では
随分と違った印象になる場合も多々あるという。
それにしても舞台俳優さんは大変だよねぇ!
だってすごい長いセリフとかあるだろうし、場合によっては公演時間1時間半〜
長いもので3時間以上の間、ぶっつづけで演技しなきゃいけないわけで・・・(^^;;
目の前に観客はいるわで、緊張しまくりだろう・・・めちゃくちゃハード。

でも、おいらが何よりも違いを感じるのは
"演劇にはカメラワークによる編集がない"という点だ。
映画ではカメラワークによる俳優の表情のズームアップや、フェードアウト、
カット割による過去や現在との交差、それぞれの俳優がいる場所の切り替えや移動が
可能だし、観客の視点を360度 監督の意思によってコントロールできる。
最近ではCGなども駆使できるのでなおさらだ。
それに対して、演劇は舞台セットが用意されており、ある幕では、
そのセット内で演じる俳優を眺める我々の視点は固定されたままだ。
ズームアップが不可能な代わりにスポットライトなどが使用され、
視線を誘導させる工夫がとられているが、こういった部分は映画との
大きな違いだろう。
(演劇には実際にその場で起きていることを覗いているような、独特の感覚があるのだ)
と・・・まあ長々と書いてきたが、おいらの演劇についてのイメージばかり
書いていても仕方が無いので、ここからは本題の相模原演劇鑑賞会の話に移ろう。

コリドー通りを伊勢丹に向かって歩き、毛糸のリリアンさんの店を右折。
かつてカフェ キャトルズがあったビル(今はオルディネ カフェさんになっている)の
6階に相模原演劇鑑賞会の事務局はある。

迎えてくれたのは事務局の山田さん。
相模原演劇鑑賞会の内容について色々と伺ってみた。
おいら:相模原演劇鑑賞会とは?
山田さん:
営利を目的としない、市民の手による「会員制の演劇鑑賞団体」です。
「演劇との出会いを通じて潤いのある人生を楽しんでもらいたい」
「豊かな文化性を持つ地域社会になって欲しい」
そんな願いを込めて、グリーンホール相模大野や相模原南市民ホールで
定期的に観劇会を実施しています。
おいら:入会したい時はどうすればよいのでしょう?
山田さん:
入会は「生活に観劇による潤いを」と願う方ならどなたでも大丈夫です。
お友達やご家族の方と3名以上でグループ(以後サークルと呼ぶ)を
作ってご入会ください。
また事務局側でサークルを紹介することも可能ですので、お一人でも
気軽にご相談ください。
今現在の会員数は約800名で150サークルくらいあるんですよ。
おいら:
なるほど!原則3人以上で入会して、一つのサークルをつくるんですね〜!
一人で参加する場合には、どっかのサークルに入れてもらえば良いんですね。
おいら:ところで入会したらどんな良いことがあるのですか?
山田さん:
相模原演劇鑑賞会が興行主となっている演劇は、会員限定の公演です。
会員になれば通常は観劇できない演劇を鑑賞することができます。
同じ観劇を趣味とする人々との交流がはかれ、人生観も広がると思います。
作品選びは会員の要望にそって決定していきますので、自分の見たい
演劇についての要望を会に反映することもできますよ。
おいら:なるほど。じゃあグリーンホールや南市民ホールで行われる
演劇鑑賞会興行の演劇やお芝居は、会員で無いと観ることができないもの
だったんですね。
山田さん:そういうことになりますね(笑)
おいら:会員はどんな活動をするのですか?
山田さん:
単純に観劇してもらうのももちろんですが、鑑賞会の運営は会員の手で
行います。たとえば年に一度 サークル毎に公演の準備作業を担当します。
劇団を最高の条件でお迎えするために、サークルのメンバーは座席の
割り当てや当日の受付業務、アナウンス、搬出搬入なども行います。
観たい演劇を自らが興行主として呼んでくるイメージですね。
会報づくりも会員が行っているんですよ。
おいら:
ただ演劇を観て楽しむだけの会かと思っていたんですが、まさか劇団を
相模大野に呼んで公演させているとは思いませんでした。
サークルの方も自分が企画した公演を成功させたいでしょうから、
裏方作業も頑張るんでしょうね〜!
山田さん:本当に熱心な方もいらっしゃいますよ〜!(^<^)
おいら:そのほかに何かありますか?
山田さん:
この会は様々なジャンルの作品と出逢う楽しさを大切にしたいと考えています。
継続して「観続ける会」ですので、一回限りの観劇のために入会されるのは
お断りしています。
入会金と月会費をお支払いいただいた中で運営をしている非営利団体ですので、
会員に当日の観劇料金の負担はありません。
おいら:
会費は公演のための積み立て金として使われているのですね。
じゃあできるだけ多くの公演を観劇したほうがお得ですね。
山田さん:
そうですね。観劇に来ても、来られなくても会費は発生しますので
多く来られて楽しんでいただければ演劇好きにとっては非常にお得な
システムだと思います。
ちなみに入会時に納めていただく入会金が 大人2,500円
月会費として大人2,300円・大学生1,500円・高校生1,000円です。
おいら:ありがとうございました。

こうして終始和やかムードでインタビューを終えたおいらに、山田さんからの
サプライズ プレゼントが!!!
あの、10月15日にグリーンホール相模大野で「片づけたい女たち」の公演が
あるんですが、良かったら取材がてら観に来ませんか?
出演は松金よね子・岡本麗・田岡美也子のお三方なんですが・・・。
「行きますっ!!絶対行きますっ!!」
おいらが即答したのは言うまでもない!
この「片づけたい女たち」の公演舞台裏を許される範囲内でレポートするつもりだ。
10月終わりにはこのブログで紹介したいと思うので、楽しみにしていてくださいね!
いまから待ち遠しいなぁ〜!!o(^o^)o ワクワク
相模原演劇鑑賞会
相模原市相模大野3-14-17 SAビル6F-B
電話・ファックス:042-741-5880
事務局受付:午前10:00-午後6:00(日曜・祭日・月末以外の土曜日は休局)
*事務局が留守になる場合がありますので、来局の際には前もってお電話ください。
お芝居も楽しいかも!
是非、足を運んでみて下さいね。
公演を担当したサークルの方々はかなりの確立で
舞台俳優さんと会えそうですよね〜!
お芝居は本当に面白そうです。
ちゃーしゅー小力さん どうも!
柏崎で演劇が盛んだなんて知りませんでした!
来年は見られると良いですね。
新潟味祭りもチェックしておきます(笑)
そんな集まりがあるなんて初耳でした。
どうやら神奈川県内だけでも同様の鑑賞会が
10くらい存在するそうですよ。
グリーンホールがあるので、相模大野は便利みたいです!
と妙に感心している私です(笑)
仕事をしていなかったら、参加してみたいサークルの一つになりそうです。
次回のリポート 楽しみに待っています♪
本当に世の中には色々な活動があるものです。
演劇好きには貴重な情報交換の場ですよね。
観劇するのは久しぶりなので楽しみです!!
舞台って観るとしばらく余韻が残っていいですよね。
おお〜っ!!世間は狭いって言うか、じゅんさんは
相模大野について良くご存知ですよね!!
まさか知り合いの方が演劇鑑賞会にいるなんて
さすがです。。
大野在住の方より大野には知人が多いかもです。
謎めいてますね〜(笑)
そんなに大野密着の仕事だったのですか。
うさぎも飼ってるし・・・(^<^)
どこかですれ違っている可能性が大ですね!!
さすがの多摩男さんも知らなかったか〜!(笑)
こういう会の存在自体を知らなかったので、
今回は面白かったです。
10月15日楽しみです!!