2007年09月27日

一瞬の風になれ(相模原市内にある高校が舞台の人気小説)

「一瞬の風になれ」を読んでいる。

  

春野台高校陸上部。

とくに強豪でもないこの部に入部した二人のスプリンター。

ひたすらに走る、そのことが次第に二人を変え、そして、部を変える―――――。


「おまえらがマジに競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」


思わず胸が熱くなる、とびきりの陸上青春小説、誕生。


これは1部(イチニツイテ)の帯に書かれている惹句(キャッチ兼ストーリーの大筋)だ。

isshun_no_kaze01.jpg

この小説の舞台として登場する春野台高校のモデルになったのが、相模原市にある

麻溝台高校であるということを知って、俄然興味がわいて読んでみようと思った。

(相模大野を舞台にした小説がないだろうか?と思い立ってネット検索をしてみたが、

残念ながら見つけることが出来ず、範囲を相模原市にまで拡げて探してみたところ

この本を見つけることが出来たのだ)

 

今読んでいる1部(イチニツイテ)のあらすじはこんな感じだ・

 

天才型のサッカー選手である兄貴にあこがれて、中学まではサッカーを続けてきた

主人公の神谷新二

自分がサッカーにむいていないのではと悩み、高校では親友の一ノ瀬 と一緒に

陸上部に入るのだが、実はは天才型のスプリンターであることが判明・・・。

兄はサッカーの天才、親友は陸上の天才というニ人の天才に挟まれてしまい、
ちょっと凹んでしまうような境遇なのだが、新二はそんな劣等感でつぶれて
しまわず
ただひたむきに早くなりたいという一心で走り続ける。 


文章は、陸上部に所属する高校生が交わすであろう日常の会話や、心の動きを、
自然な
流れにのせて書かれているため、読んでいると、まるで自分が高校生に
戻ったかのような、
そんな気さえしてくる。


実際にそこで喋っていること、考えていること、見ていること、聞いていることを

そのまま転記したかのように、小気味よいテンポで書かれた文章はとにかく

読みやすいので、一気に読み進むことが出来るはずだ。

 

それにしても主人公の新二や親友のをはじめ、登場するキャラクターたちの

なんと魅力的なことか!


このブログで長々と書くのは避けるが、主人公はもとより脇を固める登場人物まで

きめ細かい人物描写がなされているので、架空の人物とは思えないリアリティを
感じる。

 

相模大野の駅前のファーストフード店とかでハンバーガーをほおばっている
男子高校生の
二人組みを見かけると、

「あれはもしかして新二じゃないの?

傍らに無造作に置いてあるスポーツバッグの中にはスパイクが入ってんじゃないの?」

なーんて妄想しちゃうくらいに、活き活きと描かれている。


なにしろ麻溝台高校が舞台だから、特に親近感沸いちゃうんだろうねぇ〜!(^_^)


isshun_no_kaze02.jpg


2
(ヨウイ)3(ドン)はこれから読むのだが、ネット上の感想を読んでいると、

とても評判が良いので楽しみだ。

何でも3のある章では鳥肌が立つくらいの緊迫感があるとか・・・。


おお〜っ!わくわくするなぁ!!

 

また
「ついに最終章まで読み終えてしまった。読み終わりたくなかった」

多くの人が全3部を読み終えて感じるそんな喪失感について触れているのも
興味深い・・・。

きっと読んでいくうちに新二に感情移入しちゃうんだろうなぁ。


最近なかなかお目にかかれない、そんな素晴らしい小説らしいので、
おいらの
2007
秋の読書 第一弾はこれに決まりだ。

 

ちなみに昨年から話題になっていた小説らしく、TBS系で放送されている

「王様のブランチ」 2006年度No.1!になっていたり、「本の雑誌」が選ぶ

2006年度ベスト10では第一位を獲得している。

2007に入ってからは28回吉川英治文学新人賞2007年本屋大賞W受賞と、

すごい勢いだから、既に読んでいる人も多いことだろう。

(↑おいらは何で今頃になって気づいたんだろう(^^;;)

 

あ〜おいらもそんなに早く走れたら、どんなにいいだろう・・・。

一瞬の風になれぇ〜!!

 

トリノタント(おいらが飼っているウサギの名前)が逃げ出したら、その時くらいは

一瞬の風になって追いかけなきゃなぁ()


一瞬の風になれ
佐藤多佳子著 講談社

第一部(イチニツイテ) 定価1,470円(税込)
第二部(ヨウイ)     定価1,470円(税込)
第三部(ドン)     定価1,575円(税込)


posted by おいら(妄想の貴公子) at 00:00| ☀| Comment(19) | TrackBack(0) | 或る日の相模大野(路上観察) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしも読みましたっ!!!!!!!!!!!!!
すんごく面白かったし、大野のレンタルビデオ屋とか出てきてましたね。
Posted by 舞 at 2007年09月27日 11:21
ランニングが趣味の私には最高の本ですね。絶対読みます。感謝です。
Posted by ちゃーしゅー小力 at 2007年09月27日 17:45
はじめましておいらさん。
この本最高におすすめです。
相模原市民にはたまらない本なので皆さん必読ですよ。
Posted by 谷口 at 2007年09月27日 18:08
都合、4500円もの大金どうしたの?
まさか! ・・・・・・「だまって」借りましたですかぁ・・。
Posted by 黒おいら at 2007年09月27日 18:51
舞さん どうも!
お〜読まれてましたか!!
知っている場所や地名が出てくると妙に嬉しいですよね!

ちゃーしゅー小力さん どうも!
確かにぴったりの本かもしれません!
是非是非読んでみてください。

谷口さん どうも!
ようやく1部を読み終えて、これから2部です。
楽しみですねぇ〜o(^o^)o ワクワク

黒おいらさん どうも!
その黒って・・・(^^;;
最近はブックオフでもカードが使えるんですよ(笑)
そういえばブックオフも相模原発祥の会社ですよね。
4500円はかからなかったです・・・。
Posted by おいら at 2007年09月27日 19:08
読書の秋ですね。まだ暑い日がありますけど(^^;;
この本前から気になっていましたので、読んでみたいと思います。
Posted by mipo at 2007年09月27日 21:35
mipoさん どうも!
昼間は暑くても夕方から涼しくなってきますよね。
セミの声もすっかり聞こえなくなりました。
さびしいですねぇ。秋ですね・・・。
この本是非読んでみてくださいね!!
Posted by おいら at 2007年09月27日 23:02
一枚目の写真ふんいきですねー。
わざわざ競技場でとられたんですか?
小説とぴたりとあってますよ。
Posted by リンジー☆彡 at 2007年09月28日 00:38
はじめまして
コメントに谷口さんがいらっしゃるんで、
こちらは守屋で対抗しますw
この本読むとはまります
まじでかけっこしたくなりますよ
麻溝台卒業生として鼻が高いです
Posted by 守屋 at 2007年09月28日 05:26
リンジー☆彡さん どうも!
陸上のトラックがやはり気分だなぁと思って
本を持って出かけました(笑)

守屋さん どうも!
そうかぁ!!
谷口さんは登場人物の谷口若菜さんのハンドルネームに
なっていたのですね・・・気づきませんでした!
すいませんっ!!守屋部長(笑)
Posted by おいら at 2007年09月28日 09:03
ここ、なんだか書き込みが楽しいですね。
読み終えたら、私にもその本貸してください。
Posted by ぽんちゅる at 2007年09月28日 10:25
相模原が舞台だったんですね。知らなかったです。
本は大好きなのでブックオフへ行ってみなくては(*^.^*)
でも、本を読み始めると外界を遮断してしまうので、
三冊も読んでたら家族から大ヒンシュクかもo(><*)o
Posted by じゅん at 2007年09月28日 19:22
ぽんちゅるさん どうも!
確かに書き込みが楽しいです(^<^)
今2部の後半を読んでますので、読み終えたら
お貸ししましょうか(笑)

じゅんさん どうも!
最初図書館に行ったのですが、4セットあるのが
全て貸し出し中だったのでブックオフに・・・。
でも見つかったのがラッキーだったかも(^^)
本は読み始めると集中しますからね〜!
まあそれが良いんですけど!
是非読んでみてくださいね。
Posted by おいら at 2007年09月28日 20:09
フフフ、実はこの本読みました。
そして会う人に薦めてきました。

キーワードは「風」
あっという間に読みました。
4月のブログで記事にしましたが
こちらの記事の方が読みたくなります(笑)

グラウンドバッグの写真の構図、ナイスです!!
Posted by RIWO at 2007年09月29日 22:31
RIWOさん どうも!

そうだったんですね!
RIWOさんも好きそうな内容ですもんね(^<^)
何かに一生懸命打ち込めるのは良いことだと思います!
なにか探さなければ・・・(^^;;
Posted by おいら at 2007年09月30日 00:24
麻溝台高校が舞台ということは知っていましたがまだ読んでいません〜。
オススメ度高いですね! ぜひ読まねば…。

気が付けば10月でもうすっかり秋モード。
読書の秋を満喫するのもいいですよね。
(今のところ食欲の秋!は実感していますが…笑)
Posted by コバヤシタカコ at 2007年10月03日 12:51
コバヤシタカコさん どうも!
忙しいでしょうが、時間を見つけて是非読書の秋を
堪能して下さい!
もちろん食欲の秋も・・・(笑)
Posted by おいら at 2007年10月03日 23:35
初めまして。^-^
麻溝台高校は私の母校ですが、この本が麻高舞台だったとは驚きました。
「まっすぐにいこう」というきらさんの漫画(本ではないですが・・・)が相模大野高校を舞台にしている(?)と聞きました。
伊勢丹の傍のあの大きな公園もちょくちょく登場するので、見ていて面白いです^-^
漫画なので活字本ではないのですが。。
Posted by まりち at 2007年10月10日 19:12
まりちさん はじめまして!
麻溝台高校がモチーフになったみたいで、
読んでいると”あそこあたりだな”って
在校生や卒業生なら分かるみたいです(笑)

「まっすぐにいこう」は知りませんでした。
こちらもチェックしてみますね!
是非読んでみたいと思います。

情報提供ありがとうございました!!

またこのブログにも遊びに来てくださいね(^_^)
Posted by おいら at 2007年10月10日 20:12
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