その日の空は、今にも雨が落ちてきそうなどんよりとした曇り空。
せっかくキャンパス内に入る許可をいただいたので、一通り桜を
見て回ったが、写真撮影には今ひとつ。
適当なところで切り上げることにして、正門に向かって歩いていると・・・。
どこからか、哀愁を帯びた音色が響いてくる。
何故か懐かしさを感じるこの音色を、何に例えれば良いのだろう。
あえて言えば、懐かしのTV番組特集や映画などで時折耳にすることがある
豆腐屋さんの吹くラッパにも似ているそれは、どうやら校庭の方から
響いてくるようだ。
やや甲高く、ちょっぴり寂しげに震える音色に引き寄せられるように校庭に向かう。

校庭の鉄棒の前に、佇む一人の紳士を発見。
この音色は・・・草笛の音だ!
どうやら、この紳士が吹いているらしい。
実際の草笛の音色なんて、耳にしたのは20年、いや30年以上も前かもしれない。
懐かしいなぁ〜(T0T)
驚いたのは、その草笛がきちんとメロディを奏でていること。
曲は日本を代表する名曲 さくら さくら。
桜の季節に桜の樹の下で草笛でさくら さくらを吹く。
すごく風流じゃあ〜りませんか!!

思い切って声をかけることに・・・。
この葉っぱは、ゆずの葉だという。
相模女子大に生えているものではなく、自宅から持ってきたのだとのこと。
大きさは長さ4〜5センチ、幅2〜3センチくらいだろうか。
この小さい葉っぱから、思いがけず甲高く、空に響き渡るくらいの
大きな音が出るのだからすごい!
そばで聞くと耳が痛いくらいだ(笑)
それに、ただ音が出るだけでなく、誰もがわかるくらいに安定したメロディで
曲が演奏できちゃうのだ♪
これは達人技だぁ〜〜\(◎o◎)/!

草笛の同好会でも活動しておられるようで 「気が向くと雰囲気の良い場所を探して
草笛を吹くのが楽しみ」と笑顔で話しておられた。
写真を撮らせていただいて、帰り際にお名前を伺ったのだが、これがびっくり!!

なんと相模女子大正門の目の前にあるベーカリーHIMUKAの
代表 甲斐 義三さん ご本人だと言うではないか!
HIMUKAさんと言えば相模大野でも人気のパン屋さん。
甲斐さんは某一流ホテルでパン職人として腕をふるってこられたが、
1996年にここ相模大野でベーカリーHIMUKAをオープン。
素材にこだわって焼き上げたおいしいパンと、その豊富な品揃えは
地元住民の間でも有名なのだ。
「ホテルには世界各国のお客さんがいらっしゃるので、色々な種類の
パンを焼かなくてはいけないからね」
さりげなくおっしゃっていたが、これは大変なことだと思う。
この時の経験がベーカリーHIMUKAのパンに活かされているのだろう。
現在は息子さんがメインになってお店を切り盛りしてくれているので、
ご自分の趣味の時間を楽しめるようになったそうだ。
草笛の匠が、パンの匠でもあった!!
(何かを極めた人は、他にも才能があるんだなぁ)
突然声をかけたのにも関わらず、にこやかに接していただいて
ありがとうございました!!
また機会があったら草笛聴かせてくださ〜い♪
ベーカリーHIMUKA(ヒムカ)
< 住 所 > 相模原市相模大野 5-25-2
< 電 話 > 042-766-2053
<営業時間> 7:00〜19:00
< 定 休 日 > 日曜日、祝祭日、第2・4土曜日








































